FC2ブログ

1分間の행복<Haengbok*幸せ>書蔵

SUPER JUNIORのBL二次小説サイト。雑食性につきいろいろなスジュカプのおはなしです。右ウク派。イェウク、ギュウク、ヘウクetc...

フラワーボーイズⅡ(イェウク) 


なんとか、本日のうくたんのお誕生日に
間に合いましたーーー(ノД`)・゜・。

うくたんのセンイルお祝い小説、
書けました。

2015年のセンイル小説として発表した
『フラワーボーイズ(イェウク)』
の続編です。


4年も前の作品なので、
最近、ここに遊びにいらっしゃてる
える腐ちゃんたちは知らない作品でしょう。


もし、よろしければ、このお話を読む前に
『フラワーボーイズ(イェウク)』を
先に読んでくださいませ。


▶▶【リンク】『フラワーボーイズ(イェウク)』


それでは、どうぞ~。






『フラワーボーイズⅡ』


父が突然、交通事故に遭い、父の代わりにホテルのウェディング会場のフラワーアレンジメントを担当しているジョンウンさんをお手伝いしたことがきっかけで、僕は大学卒業後、どこかの会社に就職したりせずに、父の経営する花屋で本格的に仕事をすることにした。

僕は、こんな小さな花屋は継がずに、僕の代になったら、カフェに変えようと思っていたんだけど、今ではすっかり、この花屋を経営していく気満々だ。

特に、僕がこの仕事を選ぶきっかけをくれたジョンウンさんに恩返しをするためにも、ジョンウンさんからの依頼には誠心誠意、応えようと思った。

ジョンウンさんがイメージした通りのアレンジメントを作り上げるためには、時には緊急に海外から輸入したりしなくてはいけないこともあり、僕は商社に入社した大学時代の友人たちにお願いして、それらを用意するなど、父に負けないくらいジョンウンさんのニーズを満たした。

「リョウク君が花屋で仕事を始めてから、ますます、俺の思い通りのアレンジメントができるようになって嬉しいよ。評判もとってもいいんだ。」

いつもはクールで涼しげな目元を思い切り下げて、気さくな笑顔で僕をほめてくれるジョンウンさん。

僕の方こそ、そんな笑顔を見ることができて嬉しいです。

ジョンウンさんは、あれからフリーランスで仕事をするようになって、結婚式場だけじゃなくて、いろいろなところで活躍をしている。

僕がジョンウンさんの待っているアレンジメント会場に花を届けると、その先々で

「こんなに素敵な花を用意できるお店なんて、スゴイですね。また、個人的に買いに行かせてください。」

と声をかけられることも多く、その度に僕は

「うちは大きな花屋ではなくて、道行く人を相手に商売しているような小さなお店なんですけど、いいですか?」

なんて馬鹿正直に答えるので、ジョンウンさんが

「リョウク君、もっと、商売上手ならないと!」

とひそひそ僕に耳打ちし、

「お店は小さいですけど、個人のニーズにとことん寄り添ってくれる親切なお店ですよ。このお店のフラワーアレンジメントを片想いの相手にプレゼントしたら、絶対にその恋は実ります!」

と口添えをしてくれた。

その甲斐あってか、うちの花屋はその規模に見合わないくらい来客があり、お客さんの中にはよくテレビで見かける顔も見られた。

そんな中、僕は、花屋を一生の仕事に選んだけど、この店は元々、父の店、いつか、僕自身のお店を持たなくちゃと思うようになった。

ある日、いつものように花を搬入しながら、これまで、花の知識やフラワーアレンジのしかたを教えてくれて、そして営業まで応援しくれたジョンウンさんに、僕の抱き始めた夢をぽつりと語った。

「リョウク君、それは、甘いよ。」

いつになく、ジョンウンさんが鋭い眼差しで僕を見て、厳しいことを言った。

これまでも、いろいろアドバイスをしてくれたジョンウンさん。

今回のも、そんなアドバイスの中のひとつなんだけど、その視線は今まで見たことのないものだったので、僕は、とっても悪いことを言ってしまったと後悔した。

「ご、ごめんなさい。大学を卒業したばかりで、ちょっと仕事を始めたくらいの僕が言うことじゃなかったですよね。」

僕は申し訳なさでバツが悪くて顔を上げることもできず、うつむいたまま、花をそそくさと搬入をして、お店に戻った。

今だって、父のすねをかじってるようなものなのに、そして、ジョンウンさんのコネでお客さんがたくさん来てくれてるようなものなのに、そんなんで、自分の店を出しても、同じように成功するって思うのは、世間知らずだったよね。

それからは、僕はジョンウンさんと話すのが気まずくて、いろいろと忙しいふりをして花の依頼の受け付けは父、花の搬入はバイトの子にやらせて、ジョンウンさんを避けるようになってしまった。

「おい、リョウク。ジョンウンさんの依頼の搬入になぜ、行かない?お前が仕入れた花を最後まで届けないなんて無責任じゃないか?」

そのうち、父が、僕の行動に気づいて、ジョンウンさんからの依頼にちゃんと責任を持つように言ってきた。

「さあ、今日の花はお前が届けて来い。この住所だ。」

父から受け取ったメモには会場名は無く、ただ住所が書いてあるだけだった。

「はあ、こんな分かりにくい場所に届けるなんて・・・。」

ジョンウンさんの顔をひさしぶりに見るのも、よくわからない場所に行くことも憂鬱だった僕は、バケツに入った注文された花を配達車に載せながらブツブツと文句を言った。

辿り着いた先は、なにかの会場では無くて、店舗のようだった。

新しく開店するお店のフラワーアレンジでも引き受けたんだろうか?

「こんにちは。キム生花店です。」

僕が花を抱えて建物の中に入ると、ジョンウンさんがたったひとりで僕を迎えいれてくれた。

「リョウクくん、ひさしぶりだね。」

低いトーンだけど、長めの前髪から、スッとした切れ長の目がのぞいて相変わらずミステリアスで綺麗なジョンウンさんのその声は優しかった。

「はい...、おひさしぶりです。」

僕は社交辞令的な返事だけして、花の入ったバケツを床に置いた。

「リョウク君、この店、どう思う?」

やっぱり、お店なんだ。

まだ、なにも商品は置かれてないから、なんのお店かよくわからない。

だから、「どう思う?」なんて尋ねられても、正直、なんて答えたらいいのかよくわからなかった。

でも、お洒落なエリアでこれだけの規模のお店というのはなんのお店をやるにしても、きっと繁盛するだろうなってことだけは配達車を駐車した時に思ったので

「立地がよいから、きっと商売繁盛すると思います。」

と答えた。

「よかった。」

僕の答えを聞いて、ジョンウンさんがこぼれるような笑顔でそう、言った。

「あの、ところで、まだ、なにも置かれてないですけど、一体、なんのお店なんですか?こんな状態なのに、もう、ジョンウンさんにフラワーアレンジメントの依頼があったんですか?」

ジョンウンさんの笑顔にホッとした僕は、さきほどから気になっていたことを思い切って尋ねてみた。

「ここはね、生花店。君の店だよ。リョウク君。」

「え?」

僕は全く予想もしなかったジョンウンさんの答えにびっくりして、変な声をあげてしまった。

「うん...、正確に言うと、君と俺の店。」

そういうと、ジョンウンさんは僕が持ってきた花でアレンジを始めた。

僕が持ってきた花はムスカリ、デンファレ、ペンタス、ポリアンサ。

ムスカリは、「黙っていても通じる私の心」、デンファレは「お似合いの二人」、ペンタスは、「希望の実現」、ポリアンサは、「運命を切り開く」という花言葉。

花に携わる人間は、言いにくいことは、花言葉で伝えたりする。

ジョンウンさんが言いたいことが僕にはちゃんと届いた。

ジョンウンさんは、世間知らずで危なっかしい僕を仕事の大切なパートナーだと思ってくれてて、そんな僕の夢を陰ながら、実現しようとしてくれたんだ。

僕の目から溢れ出した涙は止まりようがなかった。

こんな人を避けてきて、本当に申し訳なくて。

ジョンウンさんは完成したアレンジの花籠を僕に渡し、最後にそこへ僕は持ってきていなかった赤いアネモネの花を挿した。

赤いアネモネの花言葉は、「君を愛する」。

「俺さ、リョウク君がひとりで店を構えたら、いろんな人たちから愛を囁かれるんじゃないかと思って、気が気じゃなくて、賛成できなかったんだ。ごめん。」

ジョンウンさんは照れくさそうに頭を掻いて、僕に謝った。

ハンサムでスタイルもよくて、センスもいいジョンウンさんの方がそういう心配は多いのに。

なんで、こんなモテもしない僕に嫉妬なんかするの・・・。

「リョウク君がアレンジ会場に花を届けに来るたびに、誰か彼かがリョウク君のお店に興味を示しただろ?あれは、花というより、リョウク君にみんな、興味があったんだよ。だから、俺と一緒にお店を持てば、誰もリョウク君に手を出せないと思って、この店を買ったんだ。リョウク君、俺と一緒にこの店を経営してくれるよね?もう、君のお父さんには許可を取ってある!」

僕、そんなこと、一度も感じたこと無かったし、口説かれたことも無かったけど。

でも、ジョンウンさんがそんな素敵な勘違いをしてくれて、僕とお店を持ってくれようとしたことはとっても嬉しい。

父の代わりに仕事をした最後の日、

「リョウク君も将来、君のお父さんのように俺を支えてくれる?」

と言いながら、僕の誕生花の小手毬と「あなたを愛してます」という花言葉を持つ赤い薔薇の花束をくれたジョンウンさん。

僕は、その後、「愛の芽生え」という花言葉のピンクのチューリップをアレンジした花籠をプレゼントした。

花に詳しいジョンウンさんがこの花言葉に気づかないはずはないのに、
それから、なにも返事がもらえてなかったけど、今日、やっともらえた。

こんなに素敵な夢の実現と一緒に。

「はい、ジョンウンさんとこのお店を一緒に経営させてください。」

ジョンウンさんの申し出を受け入れ、恥ずかしくて真っ赤な顔をしながら花籠を持つ僕の手をジョンウンさんの小さな手が優しく包み込んだ。

Fin.




D9HOFQMUIAA71ff (1)




きょうも応援、ありがとうございます

ポチッ!

にほんブログ村 芸能ブログ SUPER JUNIORへ
にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト



Comment

Add your comment